水たまり

長々と中身の無い話をする場所

Full Circleについて思った事をただ書き殴る

ハピライの感想をブログに書いたんですけど、Full Circleに対しては書きたいことが多すぎたので単独記事を作ることにしました。

(ハピライ全体の感想↓)

tbyv6.hateblo.jp

 あんな激ヤバソングを何のお知らせもなしに披露してくるV6は全然ぶれないな…と思います。*1プロの殺し屋と言っても過言ではありません。

さてさて、どこから書こうか何を書こうか悩みますね。まずはライブで見た感想からにしようかな。そのあと歌詞・歌割・振り付けに分けてお話をしようと思います。考察というほどのものはないです。

割とツイッターの方でパラパラ適当に呟いたりもしていたので、基本的にはツイッターで書いたことを加筆修正しながらまとめつつ、新録のお話もあるよ、みたいなテンションです。書籍化みたいなもんです(?)

 

①感想編

初見の感想は「とにかくおしゃれでかっこいい」でした。ハニビで楽しいテンションになっていた直後だったので、曲が始まってからしばらくは「何事!?新曲!?どうしよう見逃さない様にしなきゃあぁでもアーカイブあるんだっけ」とか混乱しつつ、歌詞見たり振り見たり表情見たりで忙しすぎました。本当に混乱状態だったw

そんなてんやわんやな中でも印象に残ったのは、「6人の男たち」というフレーズでした。このフレーズを聴いてやっと「これは25周年を迎えたV6のための曲なんだ」と認識することができて、混乱が少し収まったような覚えがあります。とか言いつつ、何回もリピートしすぎて初見の記憶とか感想がだいぶ薄れているのですが…。

 アーカイブで見返せるようになってからしばらくは、とにかく繰り返しFull Circle(以下、フルサ)部分ばかり再生してました。2番サビのライティングがメンバーカラーになってることなどはアーカイブで見てやっと気付きました。1回でいろんなことに気付くのは無理だわ…。

そして全体で何回か見たあと、セルフマルチアングルをして一人一人をじっくり見てみるなどしました。以下はその感想です。

●坂本さん→「後悔はない」の足の持て余している感じが好きです。坂本さんのダンス、余裕とか優雅とかいう単語が似合う。ロングジャケットを自分の体の一部のように操って優雅に踊ってるのも大好き。

●長野さん→なんでこんなにも気品溢れるダンスなのか。「また見つけられそうで」の手の角度大好きです。「6人の男たち」のところ、長野さんの移動距離がなかなかすごくてびっくりしました。

●井ノ原さん→ダイナミックにがしがし踊るのかっこいい!「6人の男たち」のときの移動がすごく早いのにちゃんとかっこよくてずるい。坂本さんがロングジャケットを体の一部にしていたのに対して、井ノ原さんはロングジャケットをこのまま破り捨ててしまうのではないかというか…「まとわりつく邪魔なもの」みたいな感じで扱っている雰囲気があって好きです。妄想です。

●森田さん→「寝ても覚めても」の手の動きかっこよすぎて優勝、欲を言えば正面から見たかった…森田さんのダンスは全ての動きが滑らかで途切れないんですよね。かといってぼやけてるわけじゃなくて、溶接職人とでも言えばいいのか。とにかく滑らかで軽くて、でも存在感が強い森田剛のダンスが好きなのです。

●三宅さん→「自分に生きるしかないStyle」の腕の動きは三宅さんが一番好き!かつて「振り付けを覚えたあとどの角度がいいか探っている」というようなことを言っていたましたが*2、まさにどこを切り取っても絵になりそうな三宅さんのダンスの角度、こだわりがあるなぁと感じます。ポケットに手を入れて立つのはかっこよすぎて死人が出るのでやめてほしい(やめないでほしい)。

●岡田さん→岡田さんのダンスは一つ一つの所作が綺麗だな〜と思います。あといい意味で癖がないから見やすい。歌うタイミング間違ってマイク口元にやってから「あ、ここまだいのっちのパートだ…」みたいにしてて可愛かった。2番サビで輪になる前のターンが綺麗で好きです。

全体で見るとついつい自担である坂本さんや好みのダンスをする森田さんに目がいきがちなのですが、セルフマルチアングルをして一人一人をじっくり見ることができて楽しかったです。

それではライブとして見た感想はこれくらいにして、細かいところを見ていきたいと思います。

 

②歌詞・歌割編

歌詞と歌割はセットにした方が書きやすいなと思ったのでまとめます。

まずフルサの題名を見て連想したのが「WAになっておどろう」でした。曲中で輪になる振り付けもあったのでなおさら。V6にとって"V"や"6"は欠かせないキーワードですが、"輪"もそこに匹敵するくらいV6と切り離せないものになっている気がします。

ただし、WAになっておどろうの"WA"はファンや全世界のみんなたちと6人の大きくて暖かい輪だけれど、Full Circleの"Circle"はV6の6人だけで構成されていてファンであろうと決して入り込めない強固な輪という感じがします。同じ"輪"でも曲によって意味合いが異なるのが面白いですね。…まあこれ全部私の妄想なんですけどね。

続いて歌詞に関して。当て書きなのだろうかと思うパートが多々ありました。

まずは井ノ原さんの「気がつけば遠くまで来たもんだ」。井ノ原さんのソロ曲に『遠いところまで』という曲がありますが、それを思い出しました。井ノ原さんソロで言うと、「そう、やるしかねぇなぁ!」も井ノ原さんにピッタリでしたね。崩した言葉でオラオラしながら言うV6の切り込み隊長感が最高でした。この切り込み隊長感は振り付けにも出ているかな~と思うので振付編でまた触れます。

 次、森田さんの「状況は俺が作るもんだろ?」。これはもう森田剛がこの世の覇者であることを言い表していて最高です。そうです状況はあなた様が作るものです。

このあとの三宅さんのラップも素敵でした。6人の中で誰よりもアイドルであり、V6のことやファンのことを考え発信し続けてきた三宅さんが「6人の男たち」というフレーズを歌うことにグッときました。なんて書けばいいか分からないんですけど…アイドルとしてのV6において支柱になっているのは三宅さんだと思っていて、そういう人に歌ってほしい部分だなと…そういう感じです(ちょっとうまく表現できない)。

あと、長野さんの「うまくいくはずさ」。ここは長野さんにしか歌えないと思っています。優しくて、そっと見守ってくれるような、包み込んでくれるような雰囲気が歌詞からも歌声からも感じられます。英語詞が目立つ中ここだけ日本語詞(しかもひらがな)というのも、優しさや柔らかさを感じる理由の一つかなぁ。

 

そして、私がこの曲で一番グッときたのが、「歩み求め続けてきたMy Way」です。ここは岡田さんと坂本さんの2人で歌っています。この2人がこのパートを歌う意味について、少し長々と私の考えを書きます。

坂本さんと岡田さんに共通するのは、「"アイドルを続けることに悩みがあった時代"を明確に話のネタにしている点」と「アイドルとは別に個人仕事の場をもう1つの居場所として大切にしている点」だと思っています。どちらも「6人全員にそういう部分はある」と言われたらそうかもしれないけど、6人の中で特に当てはまるのはその2人だという話。前者は坂本さんが「三十路アイドル」、岡田さんが「反抗期」として鉄板ネタのように度々話しています。短い言葉で表すことができるくらい、そしてそれだけで見た人に内容が伝わるくらいには鉄板ネタになっている印象です。後者は坂本さんがミュージカル、岡田さんが映像作品ですね。V6は個人活動が盛んなグループではありますが、この2人はその中でも「その分野を仕事として突き詰めていくこと」に力を入れている印象があります。例えばですが、長野さんの場合は食にしろ車にしろ元々の趣味が仕事に繋がっているのであって、仕事として突き詰めているのとは少し違うと思うのです。
ということを踏まえて歌詞の話に戻ります。「歩み求め続けてきたMy Way」というのは6人それぞれにとっての「アイドルとしてのMy Way」、「個人仕事としてのMy Way」という2つの意味が重なっているのではないでしょうか。そしてそう考えたとき、V6の中でも坂本さんと岡田さんの2人が歌うことで、歌詞に説得力や物語性が増しているように感じるのです。

…頑張って書いた割にちゃんと人様に伝わる文章なのかは少し怪しいですが、気にせず次に進もうと思います。

「それぞれのTrain Train」という歌詞が2回出てきます。ここを聞いた時、ワンズコンドキュメンタリーで坂本さんが語っていた内容を思い出しました。 実際ツイッターでもそのようなツイートはちらほら見かけた気がします。あと、個人的には『Train』という曲も好きなので、それを思い出したりもしました。あれも人生の歌って感じですよね。

サビの歌詞は全体的に好きです。多様性。今回に関しては、「6人が6人のために歌っている」印象が強いので、聞いている人に向けてというよりは様々なジャンルで個々に活躍するお互いを認め合う歌詞だと受け取っています。

全体的に硬く書きすぎて疲れたので、少しゆるい感想も書いておきます。岡田さんに高音で「I'm gonna be alright」を歌わせた人に金一封を差し上げたいです。あと出だしで「Ya'll」を森田さんに歌わせた人もありがとう。あと坂本さんに「Ye E E YEAH!」を歌わせた人にも心から感謝しています。あと坂本岡田パートに全力を尽くしてしまってどのタイミングで触れたらいいか分からなくなってしまったのでここで言うと、一番では坂本さんがずっと歌っているのが「リーダー」って感じで好きでした。ずっと高音担当してたのに「それぞれのTrain Train」で突然低音になるのも好きです。

ゆるゆるコーナーおわり。

 

③振付編

振付でここ好きだな~と思ったところを書いていきます。

まずこの曲の中で一番好きなのが、2番サビにて6人が向き合って輪になって踊るところです。V6はファンにすごく優しいけれど、ファンに背中を向けて6人ぼっちになっている閉鎖的な集団という印象がどうしても強いのです。だから、それを体現しているかのような振付が寂しいけれどすごく好きです。

 そしてですね、その閉鎖的な輪のフォーメーションを初めに崩すのが「そう、やるしかねぇなぁ!」の井ノ原さんというわけです。歌割・歌詞編でも切り込み隊長感が表れているという話をしましたが、振付として見ても「切り込み隊長」は井ノ原さんなのです。これめちゃくちゃかっこよくて好きだな。

あとはサビで何回かフォーメーションチェンジをするのですが、サビ終わりには一直線に横並びになっていて、それが「この場所に戻って」くるということなのかな~と…なんとなく思いました。なんとなく。

それから、「歩み求め続けてきたMy Way」で坂本さんと岡田さんが並んで前に出てくるのがすごく好きです。ここは歌詞・歌割・振付すべてひっくるめての好きポイントですね。

「この状況がなんだよ!」からの森田さんパート、森田さん自体は大きな動きは何もしていないのですが、周りが大きく動くことで空気がガラッと変わったように感じて好きです。覇王色出して周りがバタバタ倒れるみたいな…あの…ハイ…つまり森田さんはこの世の覇者だということが伝わればいいです。

 

 

こんな感じですね…張り切って別記事にしたはいいけど、文章が長いだけで中身があるのかないのか微妙なのが悔しいです。でも今の私が書けることはひとまず書ききりました!!!!

ちなみに、本当は触れたかったけどうまく言葉にできなくてスルーしている部分もあります。「後悔はない結果オーライ」のとことか。「楽しければそれだけでいいじゃん」とか。でもキャパオーバーでした。無念。

アーカイブは23日の23:59をもって見れなくなりますが、そのあとも気が向いたら色々考えてみたいし、考えがまとまったらブログに書こうと思います。

それではこのへんで。最後まで読んでくださった皆様、ありがとうございました。

 

 

 

*1:パッと思いつくだけでもSupernova、Wait for You、never等々の前例がある

*2:フォエバコンパンフの三宅個人インタビュー参考